昨日、佐倉のホテルリッチタイムにて立身流伝書授与の儀が執り行われました。
立身流は5段までは段位制度ですが、それ以後は【序之巻】から【極意之巻】まで15巻の伝書が修行の段階に応じて宗家より授与されます。
今回、斎藤・山田両師範が皆伝を受け、12名の方が目録などの伝書を授与されました。
授与の儀は古式にのっとり、まず妻山大明神に拝礼し榊を捧げた後、宗家代行より1人づつ名前を呼び上げられ、膝行し宗家より伝書が授与されます。この時『謹んで拝受致します。』と答える姿に強い緊張と決意が伺えました。
全員が伝書を拝受した後、宗家の後に続いて【立身流入堂訓】を唱え、最後に宗家代行より伝書授与された者の責務についての訓話があり伝書授与の儀は終わりました。
この間約1時間会場は厳粛な空気に包まれ、しわぶきの音一つしませんでした。