帰国

11月20日、立身流スペイン支部長のガムンディ先生が帰国の途に就きました。

今年も約2週間程滞在し、立身流八街支部との稽古では特に鎗の稽古を重点的に行いました。

 

稽古を一緒にして感じるのはガムンディ先生は八街支部にはいない種類の剣士です。私が感じる八街支部員はそれぞれが1つの長所のようなものを持っている感じですが、ガムンディ先生は【素早く、凄く力強い】です。剣術の稽古を一緒にするとよく感じます。なので、稽古がいつもより刺激的になります。

また四寸鉄刀(しゅりけん)と試し斬りでも齊藤師範より褒められていました。『打剣技術は格段の進歩をしています。全ての剣が的に吸い込まれていく。力みのない流れるような動きは学ぶところが多い。』とのこと。

ガムンディ先生曰く『招き猫スタイル』だそうです。

 

 

そして19日の滞在最後の稽古では宗家より特別指導を受けた後、紋付に着替え伝書2巻を授与されました。伝書授与の後、伝書の内容を詳しく説明を受けました。

 

 

余談ですが、ガムンディ先生は4カ国が使えるそうです。スペイン語とスペインの地方の言語、日本語、英語。昨年来日したとき私は『来年は少しスペイン語が話せるように頑張るよ』なんて言ったのですが、簡単な単語をつなぎ合わせた残念な話し方でした。しかし八街支部での稽古最終日の去り際にガムンディ先生から『アディオスアミーゴ(さようなら、ともだち)』とスペイン語で言われたときは嬉しかったですね。

また来年、一緒に稽古ができる時を楽しみにしています。また、その時に驚かれるくらいに立身流八街支部は稽古に励んでおきます。

 

2019年11月23日